小学校から高校にかかるお金を試算してみた

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苦手なんだけど、向き合わないわけにはいかない、お金のこと。

たまたま購入してみた本がとてもわかりやすかったのでご紹介したいと思います。


イラスト豊富で、コミック形式で描かれている部分が多く、サクサク読めました。

最初は、妊娠したらもらえるお金が、ママの状況(専業・働いている)に分けて手続きの方法も含めて、わかりやすく解説されています。

妊娠中の方にもおすすめですよ。

保育園・幼稚園〜大学生活から就職までのお金

こどもを育てるにはお金がかかる…

それはわかっているのですが、具体的に何にどの程度かかるのかは実際のところよくわかっていません。

こどもを育て上げるまでトータル1億円?
公立に通うなら学費1000万円、私立なら2000万円を用意しておく?

こんなざっくりした知識でした。

by いらすとや

金額が途方もなさすぎて「なんとかなるでしょ〜」としか思えない。

他の家庭もどうにかやっているのだし、わが家も大丈夫なはず、と根拠のない自信をもっていました。

理由のない自信なので、ふとしたはずみで揺らぎ、不安になります。

この本では、0歳から22歳ごろまでにかかるお金の参考値が項目ごとに紹介されています。

  • 学校にかかるお金(学費・給食費・教育関連費・学童保育・部活動)
  • 学校以外にかかるお金(習い事・通信費・塾・おこづかい)

具体的な使い道のうえの数値なので、わが家には必要だと思うものを足していけば、かかるお金の総額がわかります。

わが家の場合で試算してみた

私はこれまで、「小学校から高校までは公立がいいな。でも場合によっては私立という選択肢もあるかも…」ぐらいにゆるーく考えていました。


小学校から高校まで公立で通った場合、いちばんお金がかからないパターンの試算をやってみました。

小学校

学校教育費 35万4000円
給食 25万8000円
学童クラブ(3年間) 19万8000円
おこづかい 6万334円
習い事 53万8751円
携帯電話 7万2000円 ※これは私が考えた数字です。本書はまた別の数値

6年間 合計140万9095円

中学校

学校教育費 38万7000円
給食 11万4000円
習い事 15万7183円
塾 20万円(3年生のみ)
携帯電話 6万円
おこづかい 12万円

3年間 合計 103万8183円

高校

学費 72万9000円
塾 20万円(3年生のみ)
携帯電話 6万円
おこづかい 18万円
医療費 2万8000円

3年間 合計 119万7000円

切り詰めすぎでしょう、という内容で試算したつもりだったのですが…

小学校から高校あわせて総額364万4278円です。

「あれ? こんなにかかる?」とビックリしてしまいました。

大学受験にかかる費用は織り込んでいませんからね。

自分の認識の甘さを思い知らされることに…

私立進学への選択肢をもつなら、今からその分の貯蓄をしておいたほうがよさそうです。

習い事についての考え方が変わった

本書では、習い事をふやして、ついついお金を使ってしまうことに注意喚起しています。


習い事にかけてもいいお金は収入4〜5%なのだそう。月収入25万円なら最大1万2500円まで。

月謝以外に費用がかかることもあるので、それも含んでの金額です。

小学校にかかる費用をみると、習い事の費用が多く、6年間では50万円超もかかるのか…とその金額の多さに背筋がゾクリ。

私が小さい頃は2つ3つ、さらにきょうだいも習い事をやっていましたが、それと同じ感覚では家計がパンクしてしまいそうです。

こどもが嫌がる習い事ならスパッとやめてしまってもいいのかも…とこの金額を見たら思いました。

マネープランを立ててみた

お金がすごく不安…

となったところで、本書のすすめにしたがい、お金の流れをつかむためのマネープランを書いてみました。

家族の年齢とその年の予想支出や収入を書き込んでいきます。

具体例が本書にも載っているので、特別なものを用意しなくても、紙とペンと定規があれば書けますね。

フォーマットが欲しい方は、こちらのサイトから、マネープランが書き込める「キャッシュフロー表」を無料ダウンロードできます。

便利ツールで家計をチェック | 日本FP協会
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/

今までは「小学校にかかる支出なんてわからぬ!」と作る気も起きなかったのですが、前述した通り、学費やら何やらの金額がわかるようになったので、どんどん書いていけます。


書いてみると、子供にかかるお金は高校から大学生ごろで負担が大きくなることがわかりました。(本の中では、働かない大人が増えたみたいになる、と表現)

さらにわが家は、相続予定の実家の建て替え時期が、こども18歳のときに重なってきそうです…。プラス建て替え費用2000万円かぁ…。

よぉし、バリバリ働くぞ!と腕まくりをしたところで「女性には50歳になると更年期があって、思うようには働けなくなるかもしれない」という本書からのメッセージ。

そういや、実母も50代にはしんどそうにしていましたっけ…。

自分の体のためにも、今のうちが教育資金を貯めておくチャンスなのですね。

よく言われる「小さいうちが貯め時」に納得です。

専業主婦の場合の貯め方もたくさん紹介されていました。

とは言うものの、0〜3歳は育児グッズを購入したり家事サービスを利用したりと、何かとお金がかかるもの。

必要な時に必要なものにお金を使うのは重要なこと。

4歳になってみて、小さい頃とは格段に必要なものが減ってきたので、これから小学校に入学するまで積極的に貯めていきたいと思っています。

今後どうすればいいの?

収入はある程度あるはずなのだけど、使う時(高校・大学・定年後)になったらお金がない!という状況に、まさにわが家はなりそう…。

今のうちに気づけて良かった。


貯蓄の目標額をみるとクラクラしてしまいますが、1ヶ月ごとに落とし込めば、手の届かない金額ではなさそうです。

本書では、大学資金500万円を無理なく貯める方法として以下の3つを提案しています。

  1. 児童手当を使わない(総額192万円)
  2. 学資保険に加入する(300万円)
  3. 先取り貯蓄(100万円)

学資保険は、0歳・30歳男性なら月払い1万2600円ぐらい。先取り貯蓄は、0歳であれば1ヶ月あたり5000円ずつ積み立てていきます。

これは一例ですが、やりかたを応用して、自然に貯まっていくような方法で着実に貯蓄していきたいと思っています。

他にも知りたかったこといろいろ

どんよりとしてしまいそうなお金にまつわる内容ですが、アドバイスする先生のキャラクターも明るくて(しかし堅実さはある)読むのがまったく辛くありません。


前向きな気持ちになれます。

自分が知識を持てば、他からの情報に惑わされなくなりますし。

ご紹介した他にも、

  • 学資保険について
  • 夫の収入が下がった・非協力的で貯められない
  • 住宅ローンの負担
  • ふるさと納税について気をつけること
  • 老後のお金の準備
  • シングルマザーの収入
  • もしもの時の備え
  • 兄弟がいる場合の貯め方

などなど、私が知りたいと思っていたこと全部書いてあるやーん!とうぐらいの充実の内容でした。

おすすめの1冊です。

紹介した本はこちら



後日知ったのですが、この本は雑誌comoが特別編集したマネー本でした。

主婦目線でしっかり書かれているのも納得です。


Como (コモ) 2017年 06月号 [雑誌]
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